この冬、ぜひ「少年ハリウッド」に出会ってほしいお話。
みなさんこんばんは。
はじめまして。そうじゃない方はどうもどうも。
れおと申します。色々と好きなオタクです。
自分の記録用と、言いたいことや書きたいことがあるときにわーっ!って書ければな~と思い
ブログを作ってみました。あとはまぁ自分の周りで開設した人が多いのも理由の一つ。
読みにくい文章だとは思いますがゆるゆるとお付き合いくださいな。
最初の記事はこの冬、寒くて長い夜にぜひおすすめしたいアニメのお話です。
作品名は「少年ハリウッド」というアニメ。
それではゆっくりと進めていきましょう。
※ネタバレがガッツリ入りますがアニメのシーンを貼ったりは色々アレなので避けます。
なのでちょっと自分の解釈が入って違うよ!ってなってるかもしれません。
◆そもそもどんなアニメなの?
少年ハリウッドは簡単に言うと男性アイドルアニメです。
ハリウッド劇場という原宿が舞台の劇場に所属する5人の男の子が紆余曲折を経験して成長をしていくって感じ。
全26話構成のアニメとなっており、1~12話は「少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 49-」、
13~26話は「少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 50-」という名前になっています。
※今回は1~12話を1期、13~26話を2期と表現していきます。
※作品名は少ハリと表現していきます。
実はアニメ原作ではなくて、小説が最初。このへんはまぁ自分も履修中なので割愛します。
今回はアニメのお話をしますね。
◆こんな人にこそ見てほしい
男性アイドルアニメとなると「なかなか手を出しにくいな…」と感じる方もいるかもしれませんね。
でも、自分が見た感想としてこういう人に見てほしいなと感じました。
- 二次ドル(二次元アイドル)作品が好き
- 声優さんが好きでイベントやライブにも行く
- 三次元のアイドルが好き
大きく言うとこの3種類の人。自分は全部当てはまります。
なぜこういう人にこそ見てほしいのか?というのはこのあとお話していきましょう。
◆で、どこで見れるのさ。
ネット配信がなんとあります!!!!!
ついでにYouTubeチャンネルもあります!!!!!
さて、じゃあお話に行きましょう~。
◆アイドルっていきなりキラキラ輝いていますか?
まずはこのお話から。
アイドルってかっこいいですよね。かわいいですよね。すごいですよね。
でも、そのアイドルって「アイドルになろう!」って思ったその瞬間から輝いていますか?というお話なんです。
なかにはそういう人もいると思います。でも、少年ハリウッドはそうじゃない。
少年ハリウッドに所属しているのは5人の「普通の」「そのへんにいる」男の子なんです。
そのへんにいる男の子がステージに立って歌う、踊る、魅了する。そんなことできるわけがない。
じゃあどうやったらできるようになるんだろう?というのが1期の本筋に近いかな。
◆普通だからこそチートキャラがいない
時々アニメでもありますよね。謎の力で覚醒して天才になるタイプのキャラ。
少ハリはそんなことは一切ありません。話が進むごとに勝手に成長することもありません。
全員に課題や問題が必ず設定されています。その課題を30分かけてクリアしていくわけです。
普通に考えたらそれはそうっていうお話なんですけど、このあとすぐに書く要素がすごく大事で
「身近なところに解決へのトリガーが存在し、そのトリガーは必ず”自分”で引く」というところ。
でもトリガーを引いたからと言って答え合わせができた子、できなかった子がいます。
それはなぜなのか。次の章へ進みましょう。
◆個人の問題とグループ全体の問題。
少年ハリウッドは5人組。つまり回数で言えば1×5=5の課題をクリアすればいいじゃんって話なんですが、
全く別軸として「少年ハリウッド全体の課題」が存在しています。
誰もが想像できるような課題もあるんですが、「え、そんなこと?」という課題もあったりしますね。
少年ハリウッド全体の課題に直面し、解決へ向かうときに前の章で書いた「答え合わせができなかった子」が
キーマンになったりすることがあります。そして一気に解決への舵を切る。
少ハリは作品全体を通して「こんなこと、あんなことがありました。だから私達は成長しています。
でも、まだまだこんな課題がありますよ。みなさん、どうしますか?」という流れで進みます。
そのみなさんは視聴者ではなく少年ハリウッドのメンバーに向けられているのです。
◆アイドル像ってみんな違うからこそ大事に見てほしい
みなさんが考える「アイドル」ってなんですか?
歌がうまい、ダンスがかっこいい、会いに行ける、顔が好き…。色々あると思います。
だからアイドルアニメやコンテンツは解釈違いで喧嘩してる人がいたりするんじゃないかなって。
ほら、アイマスとかよく喧嘩してるでしょ?
少ハリは明確にアイドル像を理解させてくれる話があります。
1期の中盤で合宿回を行うんですが、そこで「アイドルとはなに?」という勉強会が開かれます。
メンバーは各々自分が考えるアイドルのメリットやアイドル像を話すわけですがまぁめちゃくちゃ。
モテるとか貢いでもらえるとかまぁそんなことばっかり言ってます。
それって彼らのアイドル像だから何も間違ってはいないんですよね。
でも、容赦なく否定されます。
そして「少年ハリウッドはこういうアイドルであるべきなんです」という事を教えられていく。
このシーン、自分はかなり大事な話だと思っていて、
「メンバー、視聴者どちらにも少年ハリウッドはこう”いたい”し”あるべき”というのを明確化してくれる。」
これで少なくともある程度の意思統一というかスタンスを理解させるポイントとしてかなり重要。
結構アイドルアニメでハッキリ言い切るアニメって珍しくありません?
◆誰も輝かないまま終わる1期
すでに2000文字を超えてしまいましたね…。
1期の最終回は作品内の時間で言えば12月24日。クリスマスイブに彼らは初ライブを行うのです。
このライブを迎えるまで各キャラクターごとの課題、グループ全体の課題を解決してきた彼らの初舞台。
きっとキラキラして素晴らしいライブなんでしょう。
これがまぁ意外とそんなことない。過去11話の総決算としてはいい感じにまとまるんですけどね。
なんでこういう感想かというと全体を見渡したときに1期は誰も輝いてないんですよ。
でもちゃんとあって、輝くための準備をしてきました。この準備はこういう意味です。これを経て
彼らはこんな風に輝きます。というのを見させてくれる。それが少年ハリウッド1期のお話です。
◆いきなりの成長を見せてくれる2期
いよいよ2期のお話へ。
2期の1話、13話ですね。少年ハリウッドは定期公演を行います。
最初のメンバー挨拶で自分のキャッチコピーを言うわけですが、これがすごい。
実は1期の最序盤でキャッチコピーを教えてもらって練習するシーンがあります。
まぁみんなめちゃくちゃ恥ずかしがる、嫌がる。思春期真っ最中の男の子からすればそれはそうって話です。
そんな彼らがですよ?ファンの前で堂々と挨拶をしているわけです。
輝いてなかった男の子たちが確かに「アイドルとしての輝き」を見せてくれる。それが2期の1話。
そして、2期のお話へと進んでいくわけです。
◆新しい課題、でもその課題は一歩先の課題。
まぁ2期でもやってることは一緒で、全員に課題がまた設定されています。
でもその課題って「男の子としての課題」じゃなくて「アイドルとしての課題」へと変わってるんですよ。
本当に微妙な差かもしれません。その微妙な差っていつか大きな差へと変わるわけです。
そしてここで本格的に登場する「初代少年ハリウッド」の皆様。
いや、誰だよって話ですね。実は散々語っている少年ハリウッドのメンバーは2代目。
作品内で言うと15年前の一世を風靡したアイドルグループがいました。それが少年ハリウッド。
その当時のメンバーだった人がシャチョウとなりアイドルを育てているのです。
もっと早く言えよって話でした。ごめんなさい。
先輩からの、いわば「半客観的な意見」を受けてからの経験、期待を知って課題を解決していきます。
そしてここからが僕が一番伝えたいことのお話へと入っていきます。
◆「近い存在」が正解なの?
16話ですね。ここだけは明確に話数をお伝えします。16話です。
ざっくり言うと握手会のお話なんですが、15話までで彼らはファンも増え始めていたものの
少し伸び悩んでいました。そんな中はじまった握手会。アイドルと話せる、触れ合えるというところで
ファンはまた増え始めます。でもそれって「パフォーマンスを見に来た」ファンなのかな?というお話。
そして原宿全体を巻き込んだ握手イベントを開催するシャチョウ。そのイベント中、こんなシーンがあります。
「…この握手が二度とできないところまで行ってください」とファンから言われるシーン。
この意味わかります?やばくない?
今こうして握手ができてお話ができる人がもうそんなことできなくなるくらい有名になってほしいという願い。
これって最大のファン冥利だなって僕は思うわけですよ。
もうね、16話だけでもいい。頼むから見てくれ。
◆慣れって怖いよねって話
2期の中盤以降はこの話が主体になってきます。
どういうことかって言うと少年ハリウッドのメンバーからすれば「定期公演があって当然」という考えになり、
ファンからすれば「ライブがあって当然」「お話ができて当然」という話です。
これって、要は環境に甘えてませんか?って話をやるんですよ。これが本当にやばい。
初めて行くライブとかってめちゃくちゃワクワクしません?でもそのワクワクって回を重ねるごとに
どこか少しずつ薄れていく。それってダメだよねということ。
あなたに置き換えてみてください。行くか行かないか悩んで行かなかったライブ。
それってどこかに「まぁ次あるしいっか」って気持ちがありませんか?二度とないライブって言われると
行くでしょ?そういうことなんです。次があるしまぁいっかは今その時の楽しかったを奪っていく。
実際に自分もこのシーンを見て考えが変わりました。そういう話をグサグサとするアイドルアニメ、やばくない?
◆2度目の12月24日
2期の最終回も12月24日。2度目のクリスマスライブです。
みんな成長したんですよ。ほんっっっっとに。1期の最終回で準備した輝きが最大限に光るんですよ。
ここは多くは語らないです。最終回まで到達して実感してほしい。
◆このアニメ、別れが少ない
少ハリって色々な人が登場するんですが、別れるという話が2つだけあります。
シャチョウがいなくなる話と好きな女性ができた話。
この2話、反骨心じゃないですけど別れの当事者になった子達の反動がすごくて
それこそ急成長じゃないですけど見違えるくらい変わるんですよ。
そして好きな女性ができるお話には前述の16話と対比になるシーンが隠されています。
見つけてみてください。
◆気軽に見るとどっぷり落ちる
結構アイドルモノって気軽に見ることが多いと思うんです。
もちろん少ハリもそのノリで見てみてほしいんです。
別に全員好きになれ!とかは思ってなくてそれこそ合う合わないはあるわけで。
でもハマる人はガチガチにハマると思います。
総じて言うとこのアニメめちゃくちゃ泥臭いんですよ。
もうほんとドロドロになるくらい泥臭い。
それこそアイカツ!とかアニマスとかが好きな人にはおすすめです。
◆最後に
たくさん語ってきましたが、僕はこのアニメに出会って本当に良かったと思っています。
もし見てくれた人がいて、感想を伝えてくれたらまた違う視点からの視野も広がっていくかなって。
それって最高におもしろくないですか?一つの物に色んな角度から見れるって最高ですよ。
そんなこんなで。クッッッソ長い記事になりましたが最後まで読んでくれた方、
途中でやめちゃった方。たまたまこの記事に出会ってくれた方。ありがとうございました。
感想とかあれば気軽に書いてくださいね~。それでは!
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