ふらっと夏川椎菜さんのライブに行ったらめちゃくちゃ感動した。という話。(総括編)
みなさんこんにちは。こんばんは。おはようございます。
れおと申します。
いよいよ2019年も終わりが近づいてきました。
年末年始になると毎年のようにオタクイベントが増えてる気がします。
なんでだろう?
さて、今回は11月23日の土曜日に大阪・南海浪切ホールで開催されたこちらのライブに参加してきました。
LAWSON presents
夏川椎菜 1st Live Tour 2019 "PLOT POINT"
いつもはアイドルマスターミリオンライブ!でしか見たことがない彼女のソロライブ。
友人が彼女にハマり、曲もちょっと「あ、これ好き~」くらいのテンションで参加しました。
そんな軽率なノリで参加したライブでしたがものすごい内容だった。というお話です。
それでは本編へ行きましょう~。
※今回は総括編です。曲別の細かい感想はまた今度書きます。
★あらゆるパターンの参加者でも楽しめるライブ構成
ライブに参加する理由ってなんだろう?ってお話から。
昨今の声優やアイドルライブでは以下の3パターンが多いんじゃないかなって思っています。
今回は夏川椎菜さんのライブなので夏川椎菜さんに当てはめて記載します。
もちろん上記の3パターンに正解や不正解はありません。楽しみ方は人それぞれだもんね。
彼女のライブは「どのパターンでも楽しめる構成」をすごく感じました。
ひとつひとつ分解して見ていきましょう。
- A 夏川椎菜さんのオタク
もちろん常に楽しいですよね。だって推しが目の前にいるわけだもん。
特定の声優やアイドル等のオタクになった理由はいっぱいあると思うんだけど、今回の公演では
「声優」「アーティスト」として、そして「夏川椎菜」としての魅力を全面に引き出している印象。
だからといって本人の魅力が先行せずに「楽曲としての魅力」もきちんと引き出してくれている。
このバランスってすごく難しいと思うんです。曲が強すぎて声が負けてたりすることってあるじゃん。
「本人」と「楽曲」の二面性を最大限魅せてくれるパフォーマンス、構成だったと思います。
- B 夏川椎菜さんの楽曲が好きなオタク
少しAパターンと重複する要素があるんだけど、まずは「楽曲としての魅力」を押し出してくれた状態で
「夏川椎菜」をしっかりと魅せてくれるので"惹きつけられていく"という印象です。
この流れが綺麗に見えたのが「フワリ、コロリ、カラン、コロン」→「シマエバイイ」の流れ。
明るいポップなダンスチューンからゴリゴリした曲への転換は不自然さを感じず、だからといって
印象に残らないわけでもない。あとはパレイドへの導入が最高でした。
- C なにも知らないけど来たオタク
ここが一番簡単で難しい。新規参入のチャンスだけど新規になってくれるにはいわゆる”推し補正”を
抜いた状態で高得点を維持しないといけないと思うんです。まずは曲の強さで殴ってきたと思います。
セットリストもアップテンポから突然のバラード!とか曲調が360度違うやつ!!みたいなことはせず
違和感のない綺麗に飲み込めるセットリスト構成。はじめましてにもわかりやすい内容だったと思います。
「夏川椎菜がどんな人なのか」を知らない人からするとどんだけエモい事を言ってても感動は半減しちゃう。
まずは曲で印象をつけていくには十分すぎる構成だったと思います。
ちなみに自分は「C以上B以下」くらいの感じ、フワコロとロジックルーパー、パレイドのために
参加したような感じでした。ロジックルーパー、天才!!!!!!
★「等身大」を感じるってめちゃくちゃ難しい
パフォーマンスを我々は"応援する側"であり"評価する側"です。もちろんずーっと応援してる人からすると
はじめて来た人があーだこーだ評価するのは気に障ると思う。でも初見の意見って結構大事なんですよね。
夏川椎菜さんのライブは「等身大」を全力で感じることができました。
もちろんどの演者さんも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれています。
彼女は「等身大」を「等身大」で見せてくれるわけです。今できることの全力を全部を使って見せてくれる。
これってめちゃくちゃ能力が高いとできないと思うんですよ。
なんというか「1曲1曲が常に最適化された状態でのパフォーマンス」を感じていました。
表現力が安定して高い、そんな感じ。まぁ一言でまとめちゃうと背伸びしてないから見てて気持ち良いねって。
やりたいことを心からやれているライブだったなと強く印象に残っています。
★「期待を超えて」彼女は第2章へ
大阪公演のダブルアンコールで彼女が言った言葉を引用しました。
「期待を超えてみせる」という言葉。めちゃくちゃ刺さった。初見で泣いたもんね。
アルバム名の「ログライン」とライブ名の「プロットポイント」は"*1ハリウッド三幕構成"から
引用されたタイトルだと推測できます(それ以外になにがあんねんって話)
三幕構成の中で1章~2章へと変わっていく章の切れ目をプロットポイントと言うわけです。
ログラインは簡単に言うと「あらすじ」のような意味。
つまり以下のような構成が想像できます。
- 1st アルバム「ログライン」で彼女の物語のあらすじを紹介
- ミニアルバム「ep01」で第1章が公開
- 1st ライブツアー「プロットポイント」を通過し彼女は第2章へ
結構物語的な事が好きな自分からするとめちゃくちゃ刺さってしまった。
これは受け手がどう取るかにかなり影響されると思います。ただ、本人の「期待を超える」は
大きな意味合いを感じずにはいられなかった。自分で扉を開けて去っていったシーンがその答えなんじゃないかな。
夏川椎菜第2章、見届けてみたいなって思っちゃった。
★まとめ
いや~マジで参加してよかった。声かけてくれた友人に本当に感謝。
推しでもない声優さんだったけどこれからも関西で開催されたら行こう!ってなっちゃったもんね。
自分が予想してなかった高いクオリティのライブを全身で感じると満足感がすごい。
もっともっと素晴らしいパフォーマンスを見せてくれると思うし、その瞬間に立ち会いたいね。
マジでなにも知らない状態でもいいと思う。一度足を運ぶ事をおすすめします。
チケット代以上の価値は絶対にあるから。